豊橋市 お寺様の墓地にてお墓じまいです。
こんにちは。
豊橋市の石材店 石寅の山﨑です。
今日は冬の到来を感じさせるような冷え込みですね。
今年初の防寒着を着用した現場になります。
さて、本日は豊橋市内の寺院様の墓地でのお墓じまいのご紹介です。
建立から40年以上が経過したお墓です。
途中でリフォームをされていらっしゃいますので、まだまだ綺麗なお墓ですね。
解体させて頂くことが残念なほどです。
既にお精抜きは完了しておりますので、お施主様の立ち会いの下でお骨を取り出させて頂きます。
永代供養塔に納めるため、こちらのお骨を新しい骨壺に入れ替えさせて頂きます。
骨壺をお施主様にお渡しいたしましたら、お墓の解体作業の開始です。
棹から順番に解体をさせて頂きます。
見事な国内産御影石ですね。
建立当時から多くの方々がお参りをされたことだと思います。
周囲の安全に気を配りながら、少しづつ解体をさせて頂きます。
墓石本体を解体した状態です。
写真でもご覧いただけますように台座もしっかりしていますね。
当時の職人さんの加工・施工技術の高さは一目瞭然です。
素晴らしいお仕事を拝見いたしました。
解体が完了いたしますと、残土や基礎コンクリートのガラなどを作業用車両に積み込みます。
全てを持ち帰らせて頂き、然るべき場所に納めさせて頂きます。
お施主様は寒い中を作業の最後までご覧になられていらっしゃいました。
ご夫婦でこちらのお墓にまつわる思い出話をされておいででした。
お話をお聞きしながら作業をさせて頂いておりますと、私も切ない気持ちになってまいります。
お墓じまいは寂しいものですね。
しかし、私は石屋であることに感謝しております。
お客様方のお墓の最後の瞬間に立ち会わせて頂くことで、様々なことを学ばせて頂いていると感じるからです。
お客様は今日の寒さに震えながらも、お墓が作業用車両に運ばれるまで傍を離れずにご覧になられていらっしゃいました。
その間、ご家族のお骨が納められた骨壺を、ずっと両腕で抱きかかえておられたのです。
私は胸を打たれるような思いで作業をさせて頂きました。
どんなに時代が流れても、どんなに人々の習慣や価値観が変化しても、親御様やお子様を思う気持ちに変わりはないのですね。
本日の現場では、家族への愛情は不変であると再確認させて頂きました。
本当にありがとうございました。
株式会社石寅 岩田店 店長 山﨑 悟
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